2023-02-17 Weekly Report
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カスタマージャーニーマップは、ユーザーのシナリオがリニアではなく、複数のシナリオで構成される場合の表現が難しい。この課題には長年苦しめられていて、明確な解がないのだけど、この記事で紹介されている「ヘキサゴン式」のマッピングは試してみる価値がありそう。https://t.co/epelup3P7K pic.twitter.com/eZCVfMRm8L
— SAKATA Kazumichi 🍥 (@mariosakata) 2023年2月16日
— iwashi / Yoshimasa Iwase (@iwashi86) 2023年2月15日
ChatGPTの仕組み、なぜ意味のあるテキストを生成することができるのか、その概要についてhttps://t.co/KDT0IXAPEm
— やまかず (@Yamkaz) 2023年2月15日
「這い回る経験主義」という言葉を知った。「とりあえずやってみよう」「やった」「こう思った」だけで済ませず、その事象をチーム論や組織論、開発論などの体系に位置付けなければ深い洞察はえられない。「学びて思わざれば則ち罔(くら)し」ということだろう
— プログラミングをするパンダ (@Panda_Program) 2023年2月15日
メッセージいただき、ありがとうございます!どうしてもわからない点は、教材上で質問させていただきます。
— dragon fruit (@skilletfruit) 2023年2月13日
note・コネヒト・Wantedly の3社合同イベントの内容をnoteさんにブログにしてもらいました🙏 Wantedlyにおける推薦の取り組みや推薦基盤のアーキテクチャ、開発組織におけるML開発の進め方などを話しています。興味のあるかた是非ー!https://t.co/fHfnHCig3K
— hakubishin3 (@jy_msc) 2023年2月13日
Spotify が実践している DIBB フレームワークがしっくりくる。特に「Bet」って表現がいい。全ては賭けだ。
— SAKATA Kazumichi 🍥 (@mariosakata) 2023年2月11日
・事実となる「データ」を収集する
・データから得た「インサイト」をまとめる⁰
・インサイトをもとに「仮説」を立てる⁰
・具体的な目標に向けて「行動」するhttps://t.co/wyxM1zuRgo pic.twitter.com/OBrdCcm0fK
葉加瀬太郎のnudeかと思たしぬw pic.twitter.com/EkcrGe6XMs
— あああああ❤❤❤❤❤隣に座ってるおじさんくっさ❤しねっ❤しねっ❤ (@Chaginomira) 2023年2月10日
Chatworkの戦略:アーリーアダプターまでを「SaaS」で取り込み、アーリーマジョリティ以降は「BPaaS(Business Process as a Service )」で取り込む。幅広い顧客の課題に対応するべく、アライアンスやM&Aも推進。結局、SaaSだけでは本質的なDXは実現できず、テック+人材に帰結する。 pic.twitter.com/a4YcmYm9cy
— 三好 翔 🐧 One Capital (@saas_penguin) 2023年2月10日
2023-02-10 Weekly Report
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SupabaseとOpenAIを使ってレコメンデーションだったりに使える新しいデータタイプをSupabaseに追加しました!
— タイラー (@dshukertjrjp) 2023年2月7日
活用できるシチュエーションがたくさんアリそうだし、精度の高いレコメンデーションエンジンをサクッと作れそうで読んでいてワクワクしました!https://t.co/zJbhXBpR0x
<SaaS起業家に役立つライブラリ集>
— 三好 翔 🐧 One Capital (@saas_penguin) 2023年2月3日
ペルソナ、マーケティング戦略、製品機能、収益モデルなど、最先端のプロダクトアイデアを提供。
求人広告のライティングや社員オンボーディング、顧客フィードバック管理などをAIで支援する。https://t.co/rAMAq4boom pic.twitter.com/OpNVL08xab
検索領域と機械学習領域で面白かった記事をまとめる#searchengineeringnewsletter 16号を公開しました。
— hurutoriya (@hurutoriya) 2023年2月3日
イチオシは、「Stable Diffusion with Core ML on Apple Silicon」、「BigQuery ML で売上を 40%上げた話 」です
最新号の17号はメールの購読者に先行配信していますhttps://t.co/q7xPqA61PP
2023-02-03 Weekly Report
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これReactに関わる人みんな読んだほうがいいかもしれない。CRAをLauncherにするっていう大方針が決まったプロセスをDan先生がめちゃめちゃ丁寧に書いてくれてて、そもそもReactをどう捉えるべきかという話からFW等各エコシステムに対するスタンス、今後の道標までよく分かるhttps://t.co/TGdLBF9KIe
— Yoshihiro Nakamura (@Naka_wam) 2023年2月1日
今までDBやSQLに対してなんとなく苦手意識があったのですがここ数ヶ月でかなり改善したので、これまで読んでよかった”本”たちを供養がてら紹介してみる😌
— よわよわエンジニア😪 (@WebEngrChild) 2023年1月31日
記事によれば、ザッカーバーグは「マネージャがマネージャを管理して、そのマネージャがマネージャを管理して・・・というマネジメント構造は望ましくない」と語ったとのこと。https://t.co/M37h6hrR19
— iwashi / Yoshimasa Iwase (@iwashi86) 2023年1月30日
So good. https://t.co/C7F7pyHvOO pic.twitter.com/5Rlk89SEUC
— Guillermo Rauch (@rauchg) 2023年1月30日
2023-01-27 Weekly Report
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【新刊】2023年2月18日発売『評価指標入門〜データサイエンスとビジネスをつなぐ架け橋』本体2,720円+税,高柳慎一,長田怜士 著,株式会社ホクソエム 監修,予測精度0.001%の改善をビジネスの成果に!https://t.co/IuOsJDzEbH pic.twitter.com/IXAfw3qVkc
— 技術評論社販売促進部 (@gihyo_hansoku) 2023年1月26日
なぜ Wantedly Visit というサービスには推薦システムの継続的開発が必要なのか、というサービスとシステムの接続について言語化してみました。また推薦チームがこれまで具体的にどういう開発をやってきて、これから何を注力するのかを紹介しています。https://t.co/awiuX2QrGL
— hakubishin3 (@jy_msc) 2023年1月25日
『フロントエンド開発のためのセキュリティ入門』という本を2/13に出版します!
— shisama / Masashi Hirano (@shisama_) 2023年1月24日
HTML/CSS/JS(TS)は書けるようになったけどセキュリティはどう学べば良いかわからないフロントエンドエンジニアの方々を対象にコードを書きながら学べるような本になっています!https://t.co/Oh50qIv0tp pic.twitter.com/WbpeSKvJUr
自動テストはなぜあまり書かれてこなかったのか 和田卓人×倉見洋輔×古川陽介がひもとく、フロントエンドテストの歴史 https://t.co/KDKogFKy7N @logmi_techより
— Takepepe (@takepepe) 2023年1月24日
Next.js developers be like: pic.twitter.com/aPvwXB3ImI
— Hassan El Mghari (@nutlope) 2023年1月23日
Generative AIに関するa16zの良まとめ🔥
— 久保田 雅也@ベンチャーキャピタル (@kubotamas) 2023年1月21日
- アプリ: 急速に伸びているがモデルに依存するため差別化に苦戦
- モデル : 学習にコスト負担が大きく、同様のデータセットで学習させているためモデル間の差分は収束する
- インフラ : 現在のところ最大の勝ち組
以下👇 pic.twitter.com/qnLNHBXkrm
スマートニュースのグローバルなプロダクト開発を支える「プロダクトマネージャーの役割」とは:アプリダウンロード数は日米で5000万超 - ITmedia ビジネスオンライン https://t.co/xGWwsAc8f8
— 大竹雅登/dely (@masatootake) 2023年1月20日
著(翻訳)書のプレスリリースが出ました https://t.co/3zYmHnsOID
— freddi@1/28 翻訳本発売 (@___freddi___) 2023年1月20日
【新刊】2023年2月18日発売『ゲームで学ぶ探索アルゴリズム実践入門~木探索とメタヒューリスティクス』本体2,720円+税,青木栄太 著,ゲームAIと最適化を支える探索アルゴリズムを基礎から解説!https://t.co/3CodnLirO0 pic.twitter.com/EJhPoOmvW3
— 技術評論社販売促進部 (@gihyo_hansoku) 2023年1月20日
2023-01-20 Weekly Report
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ついにJS標準でディープコピーできる関数がきたー!!!
— tompenguin 🇺🇦 (@tompenguin_) 2023年1月19日
再帰的にネストしたオブジェクトも安全にコピーできるっぽい。 https://t.co/9lE3XRKOcA
📢SaaS市場のトレンドを四半期毎にまとめた「Japan SaaS Quarterly Report 22.Q4」を公開しました!
— 三好 翔 🐧 One Capital (@saas_penguin) 2023年1月19日
22年のスタートアップ調達環境は活況だったものの、Q4からペースは減速。上場市場は反発したものの、景気後退入り観測から先行き不透明となっています。
解説記事は👇https://t.co/Hz1Ew4nx66 pic.twitter.com/2ZHCymoSVG
本日の登壇資料です!
— taro (@taroro_tarotaro) 2023年1月18日
ReactでLocalStateを実装的都合でGlobalStateにしたくなった時に、LocalStateのまま実装する方法について話しましたー!
関係者・参加者の皆様、本日はありがとうございましたー!
めっちゃ楽しかった🙂https://t.co/AABO16hd76
#thecoo_frontend
30分以上の海外の解説系動画は、
— いとう!@AIを1日1つ作る (@itosinitosin123) 2023年1月18日
(1)Whisperで書き起こす
↓
(2)GPT-3-adaで分割する
↓
(3)GPT-3-davinciでレポート化する
↓
(4)adaとdavinciで動画擬人化してQA bot作る
ってすると、レポート読んで足りない部分はbotに質問すればいいので学習効率メッチャ上がるのでオススメです。
筆者が思う、もっと早く知りたかった、ある意味でRust特有のコンセプトやtipsがピックアップされてる。個人的にはPhantomData周りの小ネタは正直知らなかったかも…/Rust concepts I wish I learned earlier https://t.co/kVnKQZwkQo
— yuki (@helloyuki_) 2023年1月18日
モデレーターをhttps://t.co/n9Vs5dEBguの@iwashi86さんが務める上にCTO,EM,Tech Leadの参戦がきまり、弊社のエンジニアリングについて、めちゃめちゃリアルなディスカッションになること間違いなし!
— 岸本泰治朗/Stockmark人事(Tech HR スペシャリスト)🐿 (@Taijiro_stmk) 2023年1月18日
まだまだ参加者募集しております!ぜひご参加ください!🐿https://t.co/qn3x7qQtfw#StockmarkTech pic.twitter.com/tiqqFq48gq
新卒の人が「デザイナーは創造的な仕事には時間がかかるんです」というと、私は「そのデザイン業務の大部分が装飾的なスタイリングだし、トレンドリーダーによってパターン化されているし、クライアントは7割クオリティを求めてる。本当にクライアントにとってちょうどいいものを作ろうとしているのか
— N_A / プロダクトマネジメントコーチ (@_N_A_) 2023年1月18日
週に10回くらいこの資料のp159-p182を案内している。データ基盤(ダッシュボード含む)の構築はこのプロセスで進めると手戻りを最小化できるのでオススメです。https://t.co/eDmceMor4T
— ゆずたそ@風音屋 (@yuzutas0) January 17, 2023
一人暮らしのための食洗機、パナが発売 設置面積は「ほぼA4ファイルサイズ」https://t.co/M3NvPRRVwk pic.twitter.com/nF9QIUIwum
— ITmedia NEWS (@itmedia_news) 2023年1月17日
— Yutaro Adachi (@yutaroadachi) 2023年1月17日
2023-01-13 Weekly Report
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約300のAIを使ったツールをまとめたサイト「AI Startups」
— Shodai (@shodaiiiiii) 2023年1月11日
ツールの網羅性が高く、カテゴリー毎に検索できるので文章作成系AIやマーケティング系AIなどをピンポイントで探すことも可能です😉
👉 https://t.co/Ouy0Vft1By pic.twitter.com/pThlHYKU6a
SpotifyでのRLによる推薦の話、面白かった。もはやCTRは追求せず、数か月〜数年に渡る長期のLTVと生存率に最適化した推薦方法をRLで学習する。ユーザーが新しい曲やアーティストと出会い、掘り下げ、嗜好を拡げていく習慣(habit)の長期のジャーニーをRLが誘導する。 https://t.co/RQIgrpTWU7
— Kazunori Sato (@kazunori_279) 2023年1月11日
カスタマージャーニーのライフサイクルが長くなればなるほど、サービスブループリントは複雑に絡み合い、見にくくなることが多々ある。
— SAKATA Kazumichi / Gaudiy (@mariosakata) 2023年1月11日
この記事のように、項目別に色分けをすることで、 As-Is の負荷を可視化し、To-Be でどれほど緩和されたかを容易に比較できるのいいな。https://t.co/xl1EFp4h0V pic.twitter.com/MCjp1ME9Ov
メモ:有名SaaSのオンボーディングフローがスクショ付きでまとまっている。→Onboarding love 🖤 +100 user onboarding flows from Top SaaS like Airbnb, Wix, and Stripe. https://t.co/ak2Vab22Ip
— Hiroki Hosaka (@h0sa) 2023年1月9日
おもしろ!ジャバさんのニュースレターの事例ニュースレターは参考になるな〜https://t.co/KL5ObNvSZl
— nabettu🍲NotionでWebサイトのWraptas運営 (@nabettu) 2023年1月9日
何これ凄すぎる。ChatGPTの基礎から応用まで学べるソースがあった。
— vita🦇🔊 (@keccak255) 2023年1月8日
Youtube, SEO, 教育システム, ビジネス, コード, 稼ぐための活用方法などの詳細情報に一括アクセスできる
AIに少しでも興味ある人はブクマしておくと便利かも。貴重すぎるし、これだけで人生変わりそう...https://t.co/O3rnuFTBTZ
令和最新版エンジニアのリーダーシップ論 - エムスリーテックブログ https://t.co/I2G6zBziDy これマジでエムスリーが詰まっていて良い記事だな…
— ばんくし王 (@vaaaaanquish) 2023年1月7日
常識の範囲内で、伝言板やメッセージボードにつかってください🔥 pic.twitter.com/aS8JvxuTck
— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) 2023年1月6日
なんと。オライリーから最近発売された『Rust Atomics and Locks』が、下記サイトで無料で読めるようになった!太っ腹すぎる💛https://t.co/p4TUsToPkd
— yuki (@helloyuki_) 2023年1月6日
「30分でわかるデータ指向アプリケーションデザイン」というテーマで、皆様を深く広大な分散データベースシステムの世界にご招待します 。ゲストにはTreasure Dataのシステムを共に支えた戦友でもある @tagomoris さんを迎えて議論します! 2023/02/15 14:00~ より。 https://t.co/ME6sangFqL
— Taro L. Saito (@taroleo) 2023年1月6日
MVPはいつまで経ってもMVP
MVPとは
MVPとはMinimum Viable Productの略で、一般的にはプロダクトの価値を最低限担保した状態で出すプロダクトや機能のことを指します。スタートアップや新しいプロダクト・機能をリリースするチームにおいてよく用いられるプロダクトの形態です。ユーザーが欲しいものを最初から100%の状態でリリースするのは難しいので、まず最低限動くものを10%でもいいからリリースして、そこから改善してくというフローが一般的なアプローチです。
このMVPという手法自体は多くの場面で役に立ちます。Webアプリケーションなどのリリース以後も改善ができるプロダクトにおいては特に有効です。リリースしてユーザの反応を見ながら「このまま進めていいのかどうか」「そもそもこれは意味・価値があるのか?」を検証できるという点で、効率的なアプローチだと思います。
いつまでもMinimum Viableのままな理由
ただ、このMVPはプロダクト全体ではなく、一部の機能においても用いられます。そしてその時にMVPのまま放置されるケースがままあります。はたしてこのMVPがいつまでもMVPなままなことは健全なのでしょうか。
ここには、MVPであることに気づいているケースと、気づけていないケースがあると思います。それは機能のリリースにおける事前予測(KGI, KPIなどの定量的指標から、顧客フィードバックなどの定性的なものまで)がされていない、あるいは事後の振り返りが不十分な場合によく起きると思います。
なぜ事前予測・振り返りがないとMVPのままになるのか
まず事前予測がない場合、その機能がはたす価値がどれくらいなら成功or失敗なのか?が判断がつきません。
ここでひとつの架空のプロダクト「企業のチャットツールX」を例にとります。
Xの新しい機能として、ToDoタスクをX上で管理できるものをMVPとしてリリースしたいとします。MVPなので、機能としては完璧ではないものの、ユーザーの課題を解決するために最低限欲しいものは揃った状態でリリースされます。ただしここでPM(プロジェクトマネージャー)は事前予測をせず、「まずリリースしよう!」ということで走り出し、なんとかリリースまで漕ぎ着けました。
そして、リリース後そのToDoタスク機能はXのアクティブユーザーのうち10%が利用しているということがわかりました。
...で?この10%はXにとってどんな価値があるんですか?となります。ここでよくある次の行動はPMが「よし、この10%を15%にしよう...!これがMVPだ!」となることです。
もちろん、MVPとしてリリースしたものを小さく改善していくことはMVPのアプローチとして正しいことです。ですが、この「10%」という数字ははたしてプロダクト・事業にとって成功or失敗どちらなのでしょうか。もしかしたら10%は非常に大きな価値があり、これ以上改善するのは難しいかもしれません。あるいは、はじめは10%だったものが時間がたつにつれて5%、3%...と減少していくかもしれません。
「MVPだからとにかく出せばいい」というのはただの思考停止です。
さらに問題なのは、MVPのリリース後に振り返りをしないことです。MVPが本当にViableなのか?を測らずして、そのアプローチの意味はありません。たとえ毎月の売り上げやMAUなどを追っていたとしても、その数値をMVPの価値には乖離があるはずです。
MVPのままだとなにがつらいのか
プロダクトにかかわるさまざまなひとにとって辛いものになります。
まずエンジニア。エンジニアはMVPだから、と手を抜いて設計・実装をするかもしれません。そしてそんなMVPが毎月のようにタスクとしてあると、そこにできあがるのは歪なかたちをしたプロダクトの姿...。これはデザイナーも同様です。さまざまな機能を高速に同時並行でデザインすることは、統一されたデザインを崩壊させていく恐れがあります。
作り手だけではありません。セールスやマーケターなど、プロダクトそのものを売っていく立場のひとにとっても「これはいつになったらちゃんと使えるものになるんだ...?」と訝しげにプロダクトをつくるメンバーをみているかもしれません。
このように作り手・売り手とさまざまなステークホルダーに不安定な状況を生み出してしまう、という点でMVPを放置し続けることは危険なことです。
脱「ずっとMVP」
では、そんな状況をどうしたら脱せられるのでしょうか。
第一に、事前予測・振り返りを行うこと。これは定量的・定性的いずれでも行うのが望ましいとされています。また、一時的ではなく、"経過観察"をしていくべきです。新機能はリリース後は多くのユーザーが注目します。そのため一時的に麻薬のようにMAUやDAUを活性化させるかもしれません。しかし、その後数日、数週間とかけてその数値は減少してく可能性があります。
第二に、オーナーシップが誰にあるのか?を明確にすること。PMやPOなど、そのMVPとしたものが誰の責任下にあるのか?を明確にしておくことで、プロダクトに関わる多くのひとがMVPをいい意味で"監視"してくれます。
そして最後に、MVPを追い続ける仕組みをつくることです。リリースしたものをその後一定期間ウォッチし続けるというのは非常に大変です。また新しい機能の企画・実装をしないといけないなかで、数週間前のリリース済みのものの価値を検証することは一見無駄に思えます。なので、人ではなく機会が定期的に指標を計測、検知してくれる仕組みを取り入れるべきです。誰かが忘れたころに、MVPの価値を思い出させてくれるでしょう。
と、いろいろとMVPの危険性に述べてきましたが、かくいう僕らエンジニア(特にスタートアップにおいては)はそのMVPを量産させている当事者です。改めて自戒して、いいものを作っていきましょう。